愛・地球博記念公園 モリコロパーク(読み方:あい ちきゅうはく きねんこうえん もりころぱーく)は、愛知県長久手市にある愛知県営の都市公園(広域公園)で、愛称は「モリコロパーク」です。
愛知青少年公園(あいちせいしょうねんこうえん)の敷地を利用して開催された2005年日本国際博覧会(愛知万博/愛・地球博)長久手会場の跡地に開設された公園である。
概要
愛・地球博記念公園は、愛知県長久手市の東部に位置し、敷地面積約190haの広大な面積を有する都市公園(広域公園)です。
この公園は、一般県営公園・児童厚生施設の愛知青少年公園(1970年開園・2002年閉園)の敷地を利用して2005年に開催された愛・地球博長久手会場の跡地に整備され2006年7月15日に開園しました。
愛・地球博記念公園の基本方針は、「博覧会の理念と成果を継承する」・「青少年公園の歴史を活かした」・「新しいニーズに対応した」・「多様な自然環境を育む」都市公園。整備・活用の方針として、「新しい公園は、健康で精神的な豊かさと楽しさに満ち、県民と共に成長・進化し続ける21世紀型の公園~サスティナブル・パーク~を目指す。」と愛知県の政策上位置づけられています。
この公園の正式名称である「愛・地球博記念公園」と、愛称である「モリコロパーク」は、2006年1月に一般公募により決定されました。
2017年5月31日、愛知県は、敷地内に「ジブリパーク」を建設する構想についてスタジオジブリと合意しました]。「ジブリパーク」は2022年11月1日に開業、当初2023年秋に全面開業する予定としていたが「2023年度内」に変更されました。県は波及効果を年間480億円と試算しています。
アクセス(住所)
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1(〒480-1342)
東部丘陵線(リニモ)〜『愛・地球博記念公園駅』下車すぐ
駐車場MAP
- ①通常期(混雑期以外の日)料金
- ②混雑期(土日祝日・GW・お盆)料金
普通車 ①500円 ②1,000円
普通車回数券(11回分5,000円)
※通常期、混雑期を問わず、回数券1回分で駐車場をご利用できます。
二輪車 ①200円 ②400円
大型車 ①1,700円 ②3,400円
(高さ2.9m以上)
※入場から出場まで1時間30分以内の場合は無料となります。
コインロッカー 北口案内所 東部丘陵線(リニモ)愛・地球博記念公園駅を下車してすぐの北口エントランスにある総合案内所。カウンターにてパークスタッフが園内のご案内をいたします。
クローク 北口案内所
喫煙所
入場ドリンク代 なし(主催者によって変動する場合もあります)
愛・地球博記念公園(モリコロパーク) の外観
🚴施設
文化施設
- 愛・地球博記念館(旧・迎賓館:レセプションホール)
- サツキとメイの家(ジブリパーク、どんどこの森内)
- 体験学習室・多目的室・多目的スタジオ
- 地球市民交流センター
- 愛知県児童総合センター(旧・わんパク宝島・ロボットステーション:中学生以下無料。)
- あいちアートスクエア
- グローバルループ
自然施設
- フィールドセンター もりの学舎(もりのまなびや)・親林楽園
- あいちサトラボ
- こどものひろば「自然体感遊具・散策の森」(会期中と同じ。)
- 「森のエリア(旧・グローイングヴィレッジ)」「水のエリア」「風のエリア」など。
- 親林楽園(旧・森林体感ゾーン南の森)
- 自然観察園
- 展望塔
- 緑のリサイクルセンター
- 林床花園
- 日本庭園(会期中と同じ。茶室は第2期開園時に再開した。)
- 茶室「香流亭」
- 林床花園(旧・森林体感ゾーン北の森)
- 南部樹林地
休養施設
- フレンドシップ広場
- 大芝生広場(旧・愛・地球広場)・お花畑
- 花の広場休憩所
- 屋根つき休憩所(会期中と同じ、旧・遊びと参加ゾーン屋根つき休憩所)
スポーツ施設
- アイススケート場(同じ建物の中にあった温水プールは2018年9月30日を最後に営業終了。)
- 野球場
- 体育館
- テニスコート・フットサル場(テニス兼用)
- 多目的球技場
- 多目的広場
レジャー施設
- のりもの体験広場
- こどもの広場(旧・モリゾー・キッコロメッセ前広場)
- 自然体感遊具
- サイクリングコース
- ファミリー愛ランド(旧・モリゾー・キッコロメッセ前広場:有料)
- 大観覧車(旧・モリゾー・キッコロメッセ前広場:有料)
- ちびっこ急流ドルフィンパラダイス
- バッテリーカー
- あそびの広場 ファンタジア
- キディランド
- ジブリパーク(「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」は2022年11月1日にオープン、「もののけの里」「魔女の谷」は2023年度にオープン予定。)
- 猫の城遊具(スタジオジブリ映画「猫の恩返し」をモチーフにした遊戯施設だが、ジブリパークとは無関係)
管理施設
- 総合案内所
主な残存施設
具体的には万博で使用された施設のうち、下記の施設が継続利用されている。(最後の()内は現在の施設名称。)
- 「グローバルハウス(アイススケート場=万博会期中は使用不可。再開後、温水プールはジブリパーク建設の為、2018年9月30日に営業終了。)」
- 「地球市民村センターハウス(愛知国際児童年記念館、2011年3月21日閉館)」
- 「わんパク宝島・ロボットステーション(愛知県児童総合センター)」
- 「グローバル・ループ(グローバルコモン3と4の間のみ保存)(同名)」
- 「大観覧車(同名)」
- 「サツキとメイの家(となりのトトロ)(同名)(ジブリパーク、どんどこの森内)」
- 「グローイングヴィレッジ(森の広場)」
- 「自然体感遊具(同名)」
- 「森林体感ゾーン(同名)」
- 「森のビジターセンター(フィールドセンター)」
- 「日本庭園・茶室(同名)」
- 「迎賓館・レセプションホール(愛・地球博記念館)」
- 「レストラン棟(グローバルコモン6)(花の広場休憩所)」
- 「長久手愛知県館・長久手会場愛知県管理棟(西口休憩所)」
また、愛知青少年公園時代にあった設備で会期中は整地され別のパビリオンが建っていた「キャンプ場」・「球技場(野球場・サッカー場等)」も再度整備された。
公園の所有と整備・管理は引き続き愛知県が行うが、公園の種別が一般県営公園から都市計画公園(広域公園)に変更されたことから、総合的な整備と管理を(財)愛知県都市整備協会が請け負い、公園内の施設の一部の管理をかつての公園整備・管理請負者である(財)愛知公園協会(旧愛知青少年公園協会)が行っている。
パークマップ
イベントスケジュールとチケット情報
⏰歴史・年表
愛知青少年公園
- 1968年 – 工事着工。
- 1970年(昭和45年)11月1日 – 開園(中央管理棟、野外スポーツ施設、児童遊園等)。
- 1971年 – 宿泊棟、ロボット館、第2キャンプ場設置。
- 1972年 – 体育文化棟、講堂棟、プール、サイクリングコース、野外ステージ設置。
- 1979年 – 冒険ひろば、国際児童年記念行事開催。
- 1981年7月4日 – 愛知国際児童年記念館設置。
- 1986年 – 第2野球場設置。
- 1994年11月16日 – 温水プール・アイススケート場設置。
- 1996年7月24日 – 児童総合センター設置。
- 2000年 – 博覧会会場として選定。
- 2002年3月31日 – 閉園。
愛・地球博長久手会場
- 2002年
- 4月1日 – 2005年日本国際博覧会協会に公園管理が移管される。
- 9月27日 – 「広域公園」として都市計画決定。
- 2005年
愛・地球博記念公園
- 2006年7月15日 – 第1期開園「愛・地球博記念公園」として、旧遊びと参加ゾーンの部分が再開園。
- 2007年3月25日 – 第2期開園。
- 2009年
- 2010年10月1日 – 第3期開園、地球市民交流センター設置。
- 2012年
- 2013年6月 – 里山実験フィールドあいちサトラボ設置。
- 2015年9月12日 – 愛・地球博10年を記念して第32回全国都市緑化フェア(愛称:花と緑の夢あいち2015)のメイン会場として使用。
- 2018年9月30日 – 温水プールが営業を終了。
ジブリパーク
愛・地球博記念行事
毎年開幕・閉幕周年事業として、イベント、観覧車のライトアップなどを行うこととなっている。
毎年12月に、本公園内をコースとして「愛知万博メモリアル・愛知県市町村対抗駅伝競走大会」(略称:「愛知駅伝」)が実施される。